つちのこ保育園と沈まぬ太陽




夏沙のブログ-つちのこ2
(この写真は、つちのこ保育園のキャラクター?である「つちのこ」がお花で描かれているのです!)
今日はお休みで
つちのこ保育園の30周年記念パーティーがあった
パーティーなんてそんなんじゃなくって
なつかしい人たちが集まった保育園に行ったら
つちのこ30才おめでとう
なつかしの給食を囲んでおしゃべり会
って書いてあってさ
夏沙のブログ-つちのこ1
私が通っていた保育園は
同い年の子が7人。
だから学年も関係なしにみんなで遊んでいたし
お母さんお父さん、今も変わらない顔ぶれの保母さんたちも含めて
みーーんな今でも繋がっていたりして
すっごくすっごくあったかい。
保育園の頃の記憶って
すごく残っていて
みんな大山に登って、頂上でおでんをたべたこと
どんど焼きの時期はみんなで枝にお団子さして、近づくと顔が熱いの我慢してお団子やいたこと
節分の時は、近くの神社で本物の鬼がくるから(園長先生が鬼役だったのは小学生になってから知るんだけど)
みんなで必死に号泣しながら逃げ回って豆を投げつけたこと
隣の林の中からみつかった鍵の開かない鞄から
みんなで一冊の絵本「ふしぎなかばん」を作ったこと
近くの小学校の校庭を借りてやる運動会では、お父さんお母さんの劇が恒例で、
しかもその劇はなぜか、お父さんたちは気持ち悪い女装して
お母さんたちは男装して劇をすること
夏のキャンプでは、めちゃくちゃ本格的にテントはって
キャンプファイヤーして、川であそんだこと
卒園式の日には
一人一人に手作りの卒園アルバムを保母さんたちが作ってくれたこと
それを渡すときに、保母さんたちが泣いてコメントをいえなかったこと
・・・・
ぜーんぶ覚えてる。
今日は、本当に小学校ぶりくらいに再会した友達がきていたり
こーーんなにたくさんの人が集まるなんて
さすが、つちのこ。
園長先生や保母さんたちが
本当に子どもひとちひとりの個性を考えた保育をしてくれていたからだよね
なんて、今になって、どれだけあったかい保育園なんだろう!ってわかるの。
今も変わらぬ
懐かしの給食メニューも、みんなで食べきれないほど作ってくれていて
おいしくって
なつかしくって
ちゃんと、当時の写真も全部きれいにアルバムにまとめてくれていて
みんなで見て笑って。
私が保育園に通っていた頃は
園長先生夫妻のおうちがそのまま保育園になっていたんだけど
今は、新しいところにすっごくすてきな保育園ができていて
そしたら最近
元の保育園だった園長先生夫妻のおうちは
立て直して、めちゃくちゃこだわり尽くした海老名で一番素敵なおうちに大変身していた。

夏沙のブログ-つちのこ3
広いリビングとお庭は、子どもたちがいつでも集まれるようにって
考えて作ったって
ずっとずっと変わらない。
あったかい。
もし私子どもできたら、つちのこに入れるために
海老名に戻ってこようかな
なーんて本気で思った。
夜は 映画館に映画を見に行った。
久しぶりに、楽しみにしていた映画。
夏沙のブログ-沈まぬ太陽
一人で映画館で映画を見るのが昔から好きで
なかなか時間が作れない中、今日見に行ってきた
原作を読んでから映画を見ると、
やっぱ原作の方が良いな、という感想を持つ映画が多いけれど
「沈まぬ太陽」は、原作を読んでいたからこそ、映画がより良かったと感じた。
ウガンダにいたとき、時間がたくさんあって、毎日本を読むのが日課だった。
沈まぬ太陽を読んだのはちょうど1年くらい前だったかな
めちゃくちゃ暗くて、どんどん心が重くなっていくんだけど、
でも止まらなくなって、長編を一気に読み通した。
日本社会の中で、息苦しい、生き苦しい、と感じるその部分をまさに描いていて
さらには、アフリカにいた私が読むにはぴったりで、ケニアが舞台の中でウガンダも出てきたりして
しってるしってる、なんて景色が出てきたりして。
原作は
アフリカ編
御巣鷹山編
会長室編
とあるんだけど(超・長編!)
映画では、日本の息苦しさの中に
アフリカのシーンをを所々に登場させていて
映画館の中、人は少なくて
最初の御巣鷹山のシーンで涙している人は多かったけど
最後のアフリカのサバンナのシーンで涙していたのは私だけだったと思う
原作が超長編だったから、どうやって一本の映画に仕上げたのかと思っていたら
映画は200分の超大作で、途中に休憩まであって
めちゃくちゃ見応えがある
いろいろあったけど
でもやっぱり一年アフリカの大地にお世話になっていた私には
最後、サバンナの夕日の中
渡辺謙の台詞が力強く入るシーンで
ひろくて
動物たちが力強く生きている映像と
力強い太陽が
こころにズドーンときて
アフリカの大地に身を置いたときの心を思い出して
ちっぽけな日本社会のぐだぐだに弱音はきたくなったりしてる自分がちっぽけに思えて
夏沙のブログ-africa1
夏沙のブログ-africa2
アフリカの水を飲んだ者は、再びアフリカに帰る
なんてよく言うけど
私もまた何年かしたら
アフリカに帰っているような
そんな漠然とした気持ちになっていた。
渡辺謙もアフリカに帰っていったしね。
つちのこの世界と
私が今いる世界はなんだかすっごく遠い世界のような気がした
アフリカなんて行ってた自分。
世界中を旅するのが好きで
よく日本にいなかったりして
そのおかげで友達の結婚式に出られなかったり
大事な日に日本にいなかったり
ここにいて、大切な日を大切にしたいけど
でもどうしてもここでけに止まっていられなくって
大切な日を逃したりしているけど
後何年かたったら
結局私は海老名に戻ってくるのか
それともやっぱり海老名には戻りづらい環境にいるのか
わかんないけど
どっちでもいいけど
そのときの自分の環境が幸せでありたいよね。
あーあー
せっかく休みだからもっと寝ようかと思ったのに
またもうこんな時間になってしまった!
おやすみなさい。













2 件のコメント

  • SECRET: 0
    PASS:
    ブログみせてもらいました。
    すごくやさしい文章で 読んでいるうちに泣けてきちゃって。。
    今どんな生活をされているのか全然わからないけど応援してます。
    ありがとうございました。

  • SECRET: 0
    PASS:
    >猪俣さん
    コメントありがとうございます!
    そんなふうに捉えて感想を教えてくれて嬉しい限りです。
    ブログも自己満足になってしまいそうだけれど
    こうして何か感じてくれるひとがいるというのは嬉しいことですね!

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