久しぶりに東京を離れ、香川へ。
カフェで使用する予定のお米が育つ街へ。
私の友人のご両親が、香川で無農薬のお米を心を込めて栽培している!
ということで、試食米を送っていただいたところ、
本当に美味しくて、お米にパワーを感じたのです。
これは!
カフェで使おう!
普段、都内で外食すると、
その食べ物はどこでが誰が作って、どんな風に育てられて、どんな風に加工されて・・・
って何も分からないままに口にしている。
見た目と味付けが全てで、そのもっと大切な、
食材を作った人の想いや過程はすっ飛ばされている。
そんな風に今の社会を見ながら矛盾を感じていたからこそ
自分の生活を変えて、本当に大切なものを見極めながら生きていきたいと思い
昔からの夢だった「カフェ」にその思いを乗っけて今進んでいます。
だから、私のカフェで使う食材は、極力、そういう想いや過程が分かるものを使いたい。
私自身が毎日食べるものでもあるし
カフェに来てくれる大切な人たちに食べてもらうものでもある。
だからこそ、食材はちゃんと自分で納得して選びたい。
香川の高嶋さんご夫妻は、とーーってもあったかくて素敵なご夫婦でした。
娘や息子が帰ってきたかのようにあったかく迎えてくれて
3日間ホームステイ(!?)させていただき、香川の自然に癒されながらのんびり。
田植えの少し手前の時期だったので、
お米の他に植えられている柚子やその他果物、キャベツなどの草むしりをお手伝い。
畑で土を触っている時間の心地よかったこと。
いろーーんな種類の虫たちがいました。
私の実家の近くのキャベツ畑は「しーん」としているけれど
ここのキャベツ畑には、白い蝶々がたくさん飛んでいて、
もちろん葉っぱが青虫に喰われていたりはするんだけど、
農薬を撒いて他の生き物がいない畑よりもずっとずっと平和であったかい畑に見えました。
お米の栽培も完全無農薬で、有機肥料のみを使っています。
私は「お米ができるまで」なんてことを、あまり知らなかったけれど、
今回人生28年目にして(もうすぐ29!)毎日食べているお米のこと知る機会となりました。
【大半の日本のお米農業は・・・】
化成肥料を使っています。
化成肥料というのは、岩石から取れる、
・窒素
・リン酸
・カリ
が原料。
手っ取り早く簡単に散布できます。
そして除草剤や殺虫剤、稲が病気にならないように・・とお薬を撒いて育てます。
この方法でお米を育てると、土地はだんだん痩せていくそうです。
【高嶋さんのお米栽培の方法は・・・】
高嶋さんの畑では、科学的な農薬などは一切使っていません。
まず、昔からの方法で、畑にレンゲの種をまいて、レンゲを育てます。
レンゲの根っこには、根粒バクテリア菌という栄養たっぷりの要素がいて、
それが畑を肥沃に育ててくれます。
使用するのは有機肥料。
・魚かす
・米ぬか
・油かす
・EM活性液
(EMというのは、人や自然と共生する乳酸菌、酵母菌、光合成菌などの人間にとって有用な有用微生物群のことです。)
を混ぜて発酵させたもの。
肥料になり、除草効果もあります。
そして一番は、高嶋さんの愛情がたーっぷり込められて育っています!
そんな風に育てられたお米が美味しくない訳がない。
一度食べて「なんか、おいしいねえ。パワーをかんじるねえ」と私たちは言っていましたが
その理由が分かりました。
私たちは毎朝玄米を食べていますが、
もちろん白米もおいしいこと!
カフェでは、基本的には玄米を使ってご飯を出す予定です。
そしておまけ。
高松市の瀬戸内海沿いに、素敵なカフェがありました。
倉庫を改装して、センスのいいカフェや本屋さんやギャラリーが入っていて
瀬戸内海を目にしながら
のんびりできる素敵なカフェ。
【umie】http://www.kitahama-alley.jp/cruise/umie.php
あ〜こんなにゆったりと席を作って、
の〜んびりやれたら最高だなあ〜
でも東京でこれだけの空間を実現させることは難しいだろうなあ!
いつか地球を旅するCAFEの姉妹店は、地元神奈川に
もう少しのんびりした土地に作りたいな〜と未来の構想もあります。
今は、東京のどまんなかに!
東京という忙しくて何でもある土地にこそ
香川の心のこもったおいしいお米や
タイのストーリー溢れるフェアトレードのコーヒーを
心を込めて出すお店を存在させるのです!