30年前、
父と母が31歳だったころ
群馬の山の中に
仲間たちと、一軒の丸太小屋をを建てた。
30年たった今もその丸太小屋は健在で、
私は生まれた頃から毎年たくさんの季節をこの丸太小屋で過ごしてきた。
春には山菜が取れ新緑が気持ち良い。
夏は川で遊び蛍が飛ぶ。
秋は山が綺麗に紅葉し秋の収穫がたくさん。
冬になったらスキーにそりに雪遊び。
そんな風にここで自然と遊ぶことを教えられながら育ってきた。
車を運転できるようになったころからは
友達を連れて自分たちだけで遊びに来るようにもなった。
いろんな時代を過ごしてきた丸太小屋は、
今も群馬の山を車でどんどんのぼり
畑を横目に走っていくと
木々の中にしっかりと建ち
私たちを温かく迎える。
この間は、両親と3人で
新緑のきれいな丸太小屋にのんびりと滞在した。
ウドやよもぎ、行者にんにく、
小屋の横に生えている野生の食材を料理して
温泉に行って
たき火してバーベキュー。
30年前、
一本一本木を伐り運び
人の手だけでこの丸太小屋を完成させた。
どれだけ青春だったんだろう
どれだけ夢が詰まっているんだろう
どれだけの物語がここにはつまっているんだろう
そんな、両親が仲間と、この丸太小屋を作った年齢にもうすぐ追いつく私は
どんな思いで父たちがこの丸太小屋を建て
どんな思いでここを守って
子どもたちを連れてきていたのか
どんなにこの丸太小屋に強い思い入れがあるのかが
今はすこし、わかるような気がする。
ここにいるとき父は
普段より若く見えるし生き生きとしている。
31歳で仲間たちとこんな素敵な夢を実現させた父の人生って
かっこいいな、素敵だな
そんなふうに、
小さいころは感じなかった父のロマンをひしひしと感じるのです。
そして、何歳になったって
かなえたい夢は現実にできるんだということを
学ぶのです。
さぁ、私も!
もうひとつ、でっかい夢を現実にしよう!!
最後におまけ!
山小屋でおかし作り〜!