メールがきた。
「ウガンダで内乱が起こってるらしいよ!」
ニュースを検索した。
「ウガンダで暴動13人超死亡」
あんなにピースフルだと思っていた国。
私の日常だった、たくさんの思い出のつまった国。
ニュースが伝える画像を見ると心が痛かった。
知っている、見慣れた景色。
良く歩いた道。
まだ友達も、大切な人も、たくさん住んでいる場所。
ウガンダに行く前、アフリカのイメージのひとつに、こういった暴動のシーンというのはあった。
でも、自分がウガンダで生活をして
ウガンダ人と仕事をして
街のひとつひとつと出会っていくうちに
こういったシーンというのは
私の中で例外になっていた。
だからこそ、すごく心が痛い。
あんなに穏やかで優しい人たちばかりなのに
どうしてニュースはこんな映画の中のような写真を
伝えているの
この写真は外国のメディアからひっぱってきた。
こんな写真を載っけて
ウガンダやアフリカのイメージを
怖いと思ってしまう人がいるかもしれないという懸念も抱えながら載せました。
これだからアフリカは危ない。って、思うと思う。
そんなこと、ないよ!
なんて軽々しく言えない。
実際にもう私は日本にいて、この現状を知るための方法はインターネットでしかなくて
こんな限られた情報から
私だって、すっごくびっくりして、友達大丈夫かな、とかどんな悲惨なことになってるんだろう
とか想像する。
実際のことなんて何も分からないのに。
それでもやっぱり想像するしかない。
民族と政治との対立。
カンパラで14人が死んで
82人がけがをして
640人が拘束された
というその文面から、想像するしかない。
私にきもちわるい鳥の置物をクリスマスにくれたあの子はどうしているんだろうか
私がいたNGOに仕事が無かったから、仕事を求めてカンパラに行ったポールは、どうしているだろう
毎日裸足でカンパラを歩き回っていたストリートの子どもたちはどうしているだろう
けだるそうに道ばたに座り込んで果物を売っていたおばちゃんたち、何してるかな
カンパラに住んでいる隊員仲間は大丈夫かな
JICAの事務所はどんな対応をしているのだろう
別れてしまったけれど今でも心から大切に思っている彼が、まさかこのタイミングでカンパラに行っていたりしないかな
とか、
すっごくすっごく心配になった。
来年には選挙がある。
ケニアみたいなことにならないか、すごく心配だ。
心配したって私が今できることがなくて
いや、ウガンダにいたって、私ができることなんてほとんど無かったんだけど。
帰国して
やりたかった仕事をする環境に入って
表現したいことや
やりたいことや
いろいろあるはずなのに
なかなか進まずに
目の前のことに追われる自分を甘やかしたくなったりする。
もう後ろは向かないと決めているから大丈夫だけれど
前にぐんぐんぐんぐん進み続けるのには
相当なエネルギーがいるよね。
それでも自分で選んだ道だ。
ウガンダが平和であるように。
私の大切な人たちが幸せであるように。
世界中で争いごとが無くなるように。
今できることを、目の前にあることを、こなそう。