去年のクリスマスは
実家で、両親と、私の友達と兄の友達と、
うちのリビングが満員になるくらいの人が来てパーティーした。
2年前のクリスマスは
沖縄にいて、ゆりのお家で、北海道に帰ってしまったジャズから届いた巨大カニ鍋をした!
3年前のクリスマスは
バイト先のカフェの立派なオーブンで、内緒でクッキーとか焼いて
バイト帰りにバイト仲間ののじと地元のバーに寄ってから帰ったら兄ちゃんが焼き肉してたっけ。
4年前のクリスマスは
ピースボートでチリを出航した後。
イースター島に向かう船の上で盛大なイベント!
5年前のクリスマスは
ピースボート44th出航の為に、お客さんの荷物を気合い系で積み込む作業をしてたなぁ。
そして大切な友達を乗せた船が出航して感動した!
6年前のクリスマスは
アメリカで生活していて
コロラドの山の中の素敵なお家で
本物のクリスマスツリーとすごいご馳走と、たくさんのプレゼントに囲まれてた。
7年前のクリスマスは
初めてのバイト先、地元のケーキ屋さんで忙しく働いてたっけ。
バイト後に、相模川に友達と言った気がする。
その前は、もう、覚えてないや。
そして今年のクリスマスは
ウガンダ人の普通のクリスマスに混ぜてもらった。
いままで過ごしてきたクリスマスのその時も、
今日みたいにウガンダのここの人たちは、こんなクリスマスを過ぎしていたのかーと、
今までは想像しようともしなかったアフリカの赤道直下のクリスマス。
クリスマス、別にクリスチャンでもない私には関係ないけれど
世界中のたくさんの人たちが
この日に思いを込めて、家族で集まって、大切に過ごしているんだと思うと
すごく素敵な日だと思ったんだ。
ウガンダの人たちも、田舎に帰って、家族が集まって過ごす。
ケーキやクリスマスツリーやプレゼントや、そんな贅沢なモノはないけれど、
家族でご飯を食べてのんびりその日を過ごす。
私は、今一緒に活動している団体の人のお家にいたんだけど、
その団体がサポートしている村の家族を回った。
そのなかのひとつの家族は、未亡人の女性(おばあちゃん)と、孤児(孫)が住んでいて
私たちが来ると、その未亡人のおばちゃんは ものすごい笑顔で走り寄ってきた。
両親をエイズで亡くした孤児の女の子に
アメリカ人の支援者ができたんだ、って
それですごく喜んでた。
女の子は、アメリカ人と一緒に写っている写真を大事そうに持ってきて見せてくれて
学校に行くためのお金をこれから払ってもらえるんだ、って嬉しそうに話してくれた。
帰り際に、おばちゃんが、飼っているニワトリの卵を5つ、くれた。
こーんなクリスマスを過ごしている人たちがいることを想像したこともなかった。
だって、これ!
マトケクリスマス!バナナです
バナナばっかりしかも大量。
多分、ウガンダ人のほぼ全員が、マトケ、米、芋、肉をクリスマスに食べていたんだと思う。
回った家の人たちも、同じメニュー!
というかウガンダ、クリスマスに限らずいつでも同じメニュー。
そしてものすごい山盛りのご飯を食べていたときに、
日本の家族から電話がかかってきて
今年も、たくさんの人が家に集まってパーティーをしたなんて話を聞いて、
去年は何してたんだっけ、その前は・・・と思いを巡らせていくうちに
毎年過ごしてきたクリスマスのその時に、
ウガンダの人たちがこんな風にマトケを食べて過ごしているクリスマスがあることなんて
まさか想像もしなかったよね
でも、これからはきっと、クリスマスになると
あーウガンダの人たちはまたマトケを食べているんだろうなって
毎年想像するんだろうな、
なんて思ったら、
世界中のまだまだ全然知らない国の人たちに、
私には想像ができないクリスマスの場面がたくさんあって
それに出会ってみたいという想いもあるけれど
世界中のクリスマスを毎年1カ国訪れてたら、人生あっというまだなって思ったから、
やっぱり自分の国で、
あー今日もウガンダ人はマトケを食べてるんだろうなって
想いながら過ごすクリスマスを過ごせればいいやー
と思ったのでした。
次はお正月か!
日本の正月の空気を味わえないのは残念ですが
ウガンダらしいお正月を楽しもうと思います。
良いお年を!