心ないNGOと心あるCBO②


つづき。

NGOは、資金を、大きな団体に要請する。

ルナの場合だと、USAIDとか。


2006年までは、ファンドをそこからもらっていたという。

でも2007年からは一切もらえていない。

ファンドをもらうために、かなり大量のプロポーザルを提出する。

そのプロポーザルの要請金額は、500,196,500シリング。

約2800万円。にせんはっぴゃくまんえん。


で、実際2006年にはUSAIDから560万円の資金をもらっている。

560万円って、日本円にしてもかなりの額だけど、これがウガンダの田舎で使われるとなると、とてつもない額なはず。


まさに、私の要請書に書いてあった

「年間予算12,800,000円」!?


こんな数字ほんとかな?と思っていたんだけど。


でも、それをどうやってそんなに使うのか。

この団体が、それほど大きな金額でコミュニティーを支援してきたとは到底思えない。


しかも、地域開発NGOとしての役割を持つスタッフは、私以外に2人。

他のスタッフは学校運営の事務。


 ヘレンによれば、それは、

ダイレクター一家の懐にかなりの金額が納まる、

ということ。


納得。納得過ぎる。


この一家の全員が、私はあまり好きじゃなかった。


フィールドに行って、村人達が心待ちに待ってくれてた中で、

ふんぞり返ってスピーチするナカソロスタッフ。


すごく嫌だった。

つまり、お金もうけのためにあるNGOということ。

リアルすぎる。


だから、ファンドがない今、スタッフは、やることも、やる気も、ないわけ。

そんな団体といて、

私だって、やる気ない。


ヘレンは、早くルナを辞めて、新しい職場を探したがっている。

でも、仕事がそう簡単に見つからないのがウガンダ。

たったの26ドルの給料だって、何度も滞納されて、自分から言わないと一向にもらえていない。

なんだこれは!!!

私が腹立つのは、ルナもだけれど

JICA!

なんで、こんなところに要請を出すのですか。

JICAの問題は、いろいろなところで指摘されているように、

要請を無理矢理作ってODA予算に見合うようにお金を使うことに必死になってるようにも見える。


そのせいで、

私みたいなところに、隊員が送られて、

そしてそこに入った隊員は、悩む。

私から見たJICAは、あまり居心地の良いものではない。
 

JICAは、要請をあげるために、

わざわざ、「ボランティアを無償で送りますよ。どうですか?」という方式。

本来なら、

「うちのここが足りないから、ボランティアを一人いれくれないか、」という形でしょう。 

「青少年活動」や、「村落開発普及員」という微妙な職種は、

まさに、隊員の数を増やして

日本はこんなに国際協力していますよ

っていう見せしめのための様なモノなのかもしれない。

ネット大公開でここまで言ったらひどいかもしれないけど、

でもね、以前、ミクシーにしか載せなかった日記に少し似たことを書いたら

 
なつさが抱えてる矛盾はさ、

協力隊だけの矛盾じゃなくてJICAの矛盾だし、国の矛盾だし、世界の矛盾だよね。」

と書いてくれた友達がいた。

 

私の意見や、視点が間違っているとかあっているとか、そんなのはどうでもよくって、

ただ、見たまま。感じたまま。それを伝えることがきっと必要なんじゃないかな

と思って、今回、自分の状況と感情を正直に書きました。

実際に自分がまさにその現場にいて切実に思うのは、

ODAの金額で日本の「国際協力」を誇らないで欲しい、ということ。

二本松の訓練所のJICAスタッフが、

「にほんのODAの順位は数年前まで1位だったのに、どんどん順位が落ちている。

もっと順位を上げなくては!」

と力説していた姿を思い出す。

私には、それがすごく情けない姿に見えたんだ。


それでも、自分なりにはっきりと目標や意味を持って熱心に活動に取り組んでいる人や、

配属先にとって本当に意味のあるボランティア派遣であるとか

任国の人と心からの信頼関係を作って、日本に帰ってからも繋げた

とか、そういうひとはきっとたくさんいて、


それはまさに良い「国際協力」なんだろうし

それがあってこそ、いろんなものが広がっていくだろうし。


けど、そうじゃなくて

もんもんとしているひとが、このウガンダだけではなくて

世界中にたくさんいるんだろう、と、思う。


意気込んで来たのに、要請が全然合わなくて、

諦めてほとんどの時間を遊んで帰っていく人も、たくさんいるんだろう、と、思う。

でも、そうして帰国する人を責められない。

JICAの「国際協力」のあり方を、見つめなおすべき。

同期の友達が言っていた。


協力隊なんて、JICAも大して重要視していない。

何もしなくても、何か残しても、どっちでもいいんだって思った。

ただ、派遣数として残せればいいんだって思えた。

 

いろいろ書きましたが・・・

私の場合は、個人的要因で落ち込んだりして更にやる気が失せていたんだけど、

どう考えても、この、配属先不適応という事実が、大きな要因になっているはず。

やる気がなかったから、

配属先を変えよう

とか少し思ったとしても、それすらする気がなかった。

 

この街、ここの人との関係はできあがってきてたから。

でも、もう、限界。

ルナに、あと一年半も、所属していたくない。

というのが、今の私の活動先の現状。

です。

(③心あるCBO編もよんでね)


心ないNGOと心あるCBO②」への2件のフィードバック

  1. kiku

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    きくだよ。わたしちょくちょく見てるよ~
    なつさ帰ってからみんなに知らせることがいっぱいあるね。わたしも協力隊目指してる友達に、なつさのもんもんとしてた話をしたりするよ。今は理不尽だけど、この怒りを体験できて本当によかったね。ぜったい次につながるよ!
    わたしも最近あったかいpastorに出会ったんだ。元気でがんばって。

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  2. 夏沙

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    きく、ありがとう!
    ブログには書けないようなもっと伝えたいこともあるんだけど帰ったらたくさん話そうね!
    きくは進路決まった?
    素敵な道が開かれますように!!

    返信

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