心ないNGOと心あるCBO④


(心あるCBO編 つづき)


私は今、配属先以外の活動として、このKAMCAREと関わっている。

配属先であるルナとは対照的。


KAMCAREは、今までにファンドをもらったことがない。

メンバーは、彼の教会メンバーがボランティアで関わっている。

お金は、彼が自分で出していたり、教会メンバーから集まったほんの少しのお金をなんとかやりくりして、小さな活動を続けている。


本当にお金がないから、

村を巡回して支援している家に行っても、石けんや砂糖を買っていってあげたり

HIV陽性者や未亡人、孤児を抱える家の人たちの話を聞いてあげたり。


私は、一緒に家を回ることで何が出来るのかまだわからなくて、

ただ一緒に回っているだけなんだけれど

そうすると、病気で寝込んでいるのにお金が無くて病院にいけない人と出会ったり

孤児だけで住んでいる子どもが、本当に貧しい生活をしていたりする。


もしも私が

JICAからもらっているたくさんのお金の中からほんの少し分けてあげたとして

その私にとってはほんの少しのお金だけで、

病院に行けたり、蚊帳を買えたり、するはず。


でも、それでいいのか、わからなくて、まだ私は何も出来ていない。


村に行くとすごく歓迎されるけど、

きっとそれは、外国人=お金持ち=なにかくれるかも。 だと思う。

私がお金を払えば、その場しのぎは出来るけれど根本的な部分は何も変わらないまま。

そんな中、パスターが教会のメンバーと建てた小さい小学校に行く機会があった。


パスターが、自分の生まれた村で

エイズ孤児になってしまった子ども達や、

エイズや様々な影響を受けた子ども達のために建てた学校だ。

その小学校は、生徒が80人、先生4人。(常に全員いるわけではない。)

学校の校舎は、泥で造ってあって、いつ壊れてもおかしくないようなぼろぼろの校舎。

入りきらない生徒は、外の木の下で勉強している。



夏沙のブログ-がっこう

緑に囲まれたこの小学校の生徒は、みんなすっごくかわいくて

真っ直ぐな、いい顔してる!


個人的には、木の下で授業なんてかわいい!

なーんて思うけど、

実際この学校の現状は、先生にもほぼ給料が支払われていなくて

生徒の給食は、トウモロコシの粉をどろどろに溶かした飲み物だけ。


超・貧乏学校!


それでもこの小学校がその村にあることの意味は大きい。

ウガンダは、初等教育完全無料!ということになっているけれど

それでも貧しさ、いろんな理由で、学校に通えない子どもがいる。

政府の学校に通うには、無料とはいっても

制服、給食費、ノートやえんぴつなどを揃えなくてはいけなくて、

親がそれすら払えない子どもは、学校に通っていないことが多い。


政府の学校には問題が山積みのようだ。

先生が授業をサボる、体罰、教育レベルの低さ、クラスに生徒を詰め込みすぎ・・等。


パスターの小学校は、

制服が買えなくても、大丈夫。どんな服を着てきてもいい。

先生の不足はあるが、少人数で政府の学校よりは教育レベルが高い(と言ってる。)

授業料が払えなくても、学校を辞めさせられることはない。

パスターは、いろいろな未来への展望を持っている人だ。

その内容を聞かせてもらうと

・教会(自分で建てた)をもっと丈夫な作りにしたい。

・家の裏に貸家を作って、お金をつくりたい。

・小学校を大きくして、もっとたくさんの子どもを学校に通わせたい。

・いつかはパソコンを事務所に置いて、データをパソコンで管理したい。

 と。


そこでわたしは、あのステキな小学校を大きくするためのお手伝いがしたい。

と思って

校舎を増築するための資金協力を日本の団体に要請するための

プロポーサルは、年を越す前に書いて、提出したところ。


うまくいけば、約30万円のドネーションで、新しい校舎を建てられる。


それだけじゃ、まだまだ問題山積みだけれど、

地域の人やパスターにとって、この進展が大きな意味を持つことは確かだと思う。


新しい校舎が建てば、村でまだ小学校に通えていない子ども達のうち、

約60人くらいが新たに通えることが出来る。


それで

今月から始まった学校で

私はボランティアの先生を始めた。

英語とか算数とかを教えることに。まだまだ始まったばかりだけれど、

子ども達のレベルは、かなり低いことはわかる。


それから、ここの先生は、地域コミュニティーに対してもいろいろ小さな活動を広げているんだ。

ちっぽけな私がいきなり小学校の先生になっちゃって

どんなお手伝いができるかなんてわかんないけど


それでもとりあえず必要としてくれる場所にいられることは

私にとってもすごくポジティブだ。


こんなかんじで、少しずつだけれど動いています。



やっと。

配属先のことが書けました。

この文章も、2ヶ月以上前から書いてあったんだけど

なかなか載せるタイミングがなかったんだ


また、報告します。


夏沙のブログ-パスター


心ないNGOと心あるCBO④」への5件のフィードバック

  1. yukako

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    なつさ
    久しぶり!!
    今、ウガンダにいるんだね。知らなかった。
    昔からピースボートに乗ったり、そういう活動をしたいって言ってたけど、実際に本当に行ってるって事は知らなかったよ。
    いろいろとストラッグルする事は多いと思うし、あたしには想像が出来ない土地でなつさが奮闘してるんだろうなってすごい思う。だけど、このブログを読んで、すごくすごく励まされたよ。心から亜応援したくなった。それに、自分も何かしたいってすごい思わされたよ。そのパスターの持ってるビジョンが成されるように祈ってるよ。
    あたしもアメリカ生活が終わって、今はオーストラリアに来てるの。今自分が与えられてる道がここだって思うから。
    全然違う場所にいるけど、遠くから応援してるね。なつさの人生が沢山の人の助けになりますように。

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  2. サザン

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    PASS:
    いつもナツサの日記は一気に読んでしまう。。
    私もJICAいってみたいと思ったことあるから、
    現状とか、隊員の人の話とか、矛盾とか・・
    話がスッと入ってきたよ。。
    現状がどうであれ、ナツサがそこにいるからこそ
    できる何かもあるのかもね。感じる何かもあるの
    かもね。。
    感じる心を私も失わないようにします。

    返信
  3. ウガンダ経験者

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    うーん、えげつないですね。NGOを隠れ蓑にするとは...やるなルナ...。
     でも、よくある話です。調整員にしこたま文句を言ってやりましょうね。任地に行ったらば状況が違っていたなんていうのは本当によくある話の気がします。その人たちは夏沙さんと同じように自分が役立てる場所を自分で発掘してそっちに力を入れてます!!
     そのままルナなんとかにはちょっとだけ力を貸す位にして、自分がここだと思った所に力を入れて行っちゃいましょう!!調整員にはちょこっとだけ相談すればいいと思います...英語とか算数を教えることにと書いてあったけど、音楽も教えてあげるといいと思いますよ。送別会で歌ったハナミズキはすごい良かったと思います。←これを書くと私が誰だかわかるかもしれないですね。「あの歌良かった」って夏沙さんに言った事あるので...
    ってこんなに偉そうに色々と書いてしまいましたが、さて私は誰でしょう?次に会う機会があれば、ブログにコメントしたかどうか私に聞いてみて下さい。
     
    P.S. もし、どうしてもお金をあげなくてはならない状況になった場合には、「今回だけJICAがお金を出してくれた。もう次はないと言われている。」とか金額がいくらだったとしても、自分のポケットから出しているのは、絶対に伝えないようにしましょう。1回あげると何回もあげなくなってしまいます。
    それからストレスは溜めないようにしましょうね!!年末の写真で言ったらば、ゾノとかカシケンさんとかに相談すれば、きっといいアドバイスをくれる気がします。

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  4. noriking44

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    PASS:
    夏沙、ザッキーです。
    ブログ読みました。
    もうね、ほんと凄い体験しているね。読んでるだけで圧倒されます。
    で、ほんとに心の底から応援したくなりました。正直ちょっとウルウルきてるよ(笑)
    日本でヌクヌク生活してる僕が出来ることといえば、この夏沙の現状をもっと多くの人に知ってもらうことだと思います。詳しくはメールすんね(笑)
    日本から最大級のリスペクトを込めて。ブログの更新楽しみにしてるよ。
    ザッキーより。

    返信
  5. まりこ@ペルー

    SECRET: 0
    PASS:
    夏沙、久し振り!
    大陸は違っても、お互いに問題は山積みだね。
    あたしの施設も、酷くて手を焼いてるよ。修道女が人間とは思えない酷いことをするの・・・!もう笑っちゃうくらい(笑)。任地変更の可能性もちょっとだけ考えた。でも、こども達との関係はもう出来上がってしまっているから、親に見放されたこども達をあたしが見放してたまるか!って思って、最後までここに居続けることにする。
    そして、この施設運営の変革のために、今、闘っています。とは言ってももう5ヶ月も経っててまだゴールは見えないけれど…でも、それが自分に出来ることで、これが自分がこのイケてない施設に来た意味だとも思っているから。
    あたしもJICAに言いたいことはもちろん色々とあるけれど、JICAのお陰で自分たちがここに来れていることは確か。日本での訓練とこの数ヶ月間での出会いや得られたものは、きっと夏沙の中でもすごく大きいんじゃないかなと思うんだ。
    こういう表現をすると言いすぎかも知れないけれど、JICA批判をするなら、協力隊なんて辞めちゃえば良いって言うのが、あたしの個人的な意見。もちろん不満の声をあげて改善していくのも、実際に隊員として現地に来ている自分たちの使命。
    だったら、批判するだけじゃなくて、改善のためにも動かなくちゃね。だって「ボランティア」と言えども、お給料もらっているんだもん。良くしていかなきゃね。
    紙一重だけれど、あたしは、個人的にはそう思ってます。
    きっとどこの国にいる隊員も、配属先にもJICAに対しても多かれ少なかれ不満はあると思う。でも、改善のために生きる人でありたいなって、この国に来てからより強く思うようになったよ。
    本当に色々あるけど、頑張ろう。楽しもう。

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