2008年12月30日15時20分






2008年12月30日15時20分

夏沙のブログ-年の瀬


隣では、ウガンダ人かどこのアフリカ人か私には分からない女性が

赤ちゃん一人連れて、ビール3本目をグラスに注ぎました。


お金持ちそうなウガンダ人男性4人グループが、ソーダを飲みながらノートパソコンに向かっています。


その中の一人の男性のTシャツにオバマさんの顔が堂々と写っています。


その隣にいる白人は、イギリス人でしょうか。


テレビではガザ地区のニュースをイギリスのテレビが伝えています。


私の背丈くらいの大きさのクリスマスツリーにカラフルな明かりがついています。


半年前にこの国に来てから、変わらない気候と変わらない日の長さ。


変わらない、ハイビスカスにバナナの木。


私にとっては二度目のマンゴーの季節。


変わったことと言えば、髪の毛が伸びたこと。


日本から持ってきた服が、手荒い洗濯のせいで寿命が近づいてきたこと。


任地の言葉が少しだけ理解出来るようになってきたこと。

 

一年という時間の長さを思い、

一日という時間の長さに意識を向ける。



あの頃から5年が経ち、

あの頃から1年が経った。

 

昨日を過ごした私は


今日が来ることに何の疑いもなく



今という時間をただ、受け入れている。

 

この地球に生きる、どれだけのひとが

明日が来ることに当たり前の感情を抱き生きているのでしょう



この地球に生きる、どれだけのひとが

明日が来ることを恐れ不安を感じているのでしょう


日本という海に囲まれた小さな国の中で育まれてきた


土地、歴史、文化、民族、人柄、習慣・・・



そこを飛び出れば


その全ては本当にちっぽけで


自分が日本に所属しているという事実に違和感を覚えます。


来年も、良い年になりますように。



私の家族と、私の大切な人が、幸せでありますように。



世界中に笑顔が溢れますように。


単純だけれど、心の底からそう願います。


夏沙のブログ-年の瀬2